1951-05-25 第10回国会 衆議院 労働委員会 第5号
日程第八、家族労働従事者に労働基準法適用の陳情の要旨は、労働基準法第八条の適用を除外されている家族労働による機業場が、最近の人絹景気その他によつて續出し、なお一途増加の傾向にあり、福井県下産業界に占める比重も少くない実情にあるが、基準法の適用外にあるため、一般に労働条件、安全衞生施設においてはなはだ劣悪な状態にあり、特に労働者災害の原因になりやすい機械、電気、アセチレン溶接裝置等の安全裝置も考慮されず
日程第八、家族労働従事者に労働基準法適用の陳情の要旨は、労働基準法第八条の適用を除外されている家族労働による機業場が、最近の人絹景気その他によつて續出し、なお一途増加の傾向にあり、福井県下産業界に占める比重も少くない実情にあるが、基準法の適用外にあるため、一般に労働条件、安全衞生施設においてはなはだ劣悪な状態にあり、特に労働者災害の原因になりやすい機械、電気、アセチレン溶接裝置等の安全裝置も考慮されず
私どもは真の災害防止は、まず第一に会社をして、特に固定設備に関する資本を不当に節約させることなく、十分な保安設備、安全裝置、こういうものをやらせる。定時検査をもつと会社自身をしてやらせることが第一である。第二には労働者の労働條件を徹底的に改善するということ、この二つの目的に合致しない、さらにこれらの災害防止に便乘して警察官が不当に立ち入つて、かつ不当にその任務の範囲を逸脱する危險が蔵せられておる。
ある面では、事業主に対して相当無理だというような強い線を出して、設備の改善、安全裝置の完備をやらなければだめなのであります。要するに人命を非常に軽んじているという傾向が顕著に現われておりますので、こういう点に対して労働省、通産省双方とも、どういう考え方で今後やつて行こうとしておられるか、この点に対してお答えを願いたいと思います。
第一は、行政機構簡素化の一環といたして諮問的な審査会を整理する一般的方針に基きまして、現在労働者に附属しております審議会の中で、船員労働連絡会議、安全裝置性能審議会、特別地区職業安定審議会、職業安定連絡協議会、労働統計調査審議会、衛生管理者試験審議会及び職業指導協議会を廃止いたしまして、又中央特殊技能試験審議会と、地方特殊技能試験審議会、この二つを統合いたして特殊技能試験審議会というものを作ろうというのであります
政府といたしましては、かねてから行政機構の簡素化に力をいたしておるのでありまして、今般各省付属の各種審議会等をできる限り整理して、行政効率の向上をはかることとなり、労働省といたしましても、現在労働省に付属する審議会等のうちで、船員労働連絡会議、安全裝置性能審議会、特別地区職業安定審議会、職業安定連絡協議会労働統計調査審議会、衞生管理試験審議会及び職業指導協議会を廃止し、中央特殊技能試験審議会と地方特殊技能試験審議会
併し、安全裝置製作に要する資材以外には現在までのところでは、公定による斡旋をしておらないという現情であります。 次に、労務用資物の配給事務の簡素化について御意見がありましたが、お説の通り、労務用物資の労働者への配給が現在若干遅れておるというのは事実でございまして、誠に遺憾でございます。
さらに安全裝置性能審査手數料、勞働特殊設備檢査手數料、衞生管理者檢定手數料等につきましては、勞働安全衞生規則に規定する審査、檢査竝びに試驗手數料を決定するところの總理廢令、勞働省令共同の省令が規定されるわけであります。さようにすべて根據があるのでありまするが、非常に詳しい部厚なものでありますので、お手もとには配付することを省略いたしておるわけであります。